同じ作品が全集第25巻(補巻二)や藤沢周平のすべてなどにも編纂されているケースがありますが、
その場合は下記の文庫本書籍を優先的にしました。尚ここでは対談、講演も含めています。
文庫本編纂作品 244作品
文庫本表題名 | 文庫名 | 初版発行年 |
作品数 |
周平独言 | 中公文庫 | 84年9月 | 64 |
「時代のぬくもり」のサブタイトル中で鳥居元忠の奮戦、庄内藩主酒井忠発の明暗、一茶という人、三人の予見者などはかなり長編であるが、これれも一作品と判断した。 | |||
小説の周辺 | 文春文庫 | 90年1月 | 64 |
全体を通して比較的短い、所謂エッセーそのものの感じである。V節は小説と関係の深い作品が多い。 | |||
ふるさとへ廻る六部は | 新潮文庫 | 95年5月 | 84 |
この中では『私の「深川絵図」』はかなりの長文であるが、一つのお話として連続性があるので一作品とした。はじめとおわりに、詩「忘れもの」「冬の窓から」が掲載されているが数には入れていない。 | |||
半生の記 | 文春文庫 | 97年6月 | 32 |
半生の記で13作品(自己確認〜死と再生)、わが思い出の山形で19作品(記憶について〜村山弁など)とした。両作品とも、全体的には連続性があるが、形式的にはそれぞれ個別の書き方であるため、合計32作品とカウントした。 | |||
合計 | 244 |
上記244作品は単に目次をカウントしただけです。作品情報検索のページでは5作品としています。
エッセーのタイトルは五十音順エッセー一覧でご覧ください。
文庫本の一部として編纂されている作品 5作品
作 品 題 名 | 文庫本表題名 | 初版発行年 | 文庫名 |
対談 藤沢文学の原風景 | 本所しぐれ町物語 初出は『波』1987年3月号 |
90年9月 | 新潮文庫 |
小説の中の事実 | 早春 | 02年2月 | 文春文庫 |
遠くて近いひと | 早春 | 02年2月 | 文春文庫 |
ただ一度のアーサー・ケネディー | 早春 | 02年2月 | 文春文庫 |
碑が建つ話 | 早春 | 02年2月 | 文春文庫 |
「帰省」(未刊行エッセー集)編纂作品 65作品
2008年7月30日文藝春秋より刊行された未刊行エッセイ集「帰省」に57作品が発表された。
章 番 号 | 作 品 名 | 作 品 数 |
T | 猩紅熱以来・・・他 | 33 |
U | 伊藤珍太郎「庄内の味」序・・・他 | 6 |
V | 江戸の出版界・・・他 | 7 |
W | 寒かった話・・・他 | 11 |
寒かった話・・・他の11作品は、藤沢周平全集25巻に拾遺・書簡に編纂された作品であるが、
単行本としては本書が初めてである。よってここで作品数としてカウントすることとした。
文庫の出版では、更に8作品が追加編纂され結果として65作品である
エッセーの個別タイトルは五十音順エッセー一覧でご覧ください。
「乳のごとき故郷」 鶴岡市立藤沢周平記念館開館記念出版
2010年4月25日文藝春秋より刊行された単行本。鶴岡市立藤沢周平記念館開館記念出版として、既刊の作品のうち、故郷の関するエッセーを取り上げ再編纂して出版された。詩二編を含む48作品が編纂されている。故郷に関するエッセーは幾つかのエッセー本に分散されているが、一冊に纏めた本書は便利である。
章 番 号 | タ イ ト ル | 作 品 数 |
第一部 | 子供時代 | 7 |
第二部 | ふるさとの風景 | 16 |
第三部 | 忘れられない味 | 7 |
第四部 | 父の血 | 4 |
第五部 | 友と恩師 | 6 |
第六部 | 変わりゆく故郷 | 6 |
詩 二編 | 忘れもの 冬の窓から | 2 |
これらの作品は文庫本4冊に全て編纂されていますのでカウント対象外です。
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以下の二冊の本は著者が藤沢周平ではありませんが、対象としました。(文藝春秋編纂刊行)
「藤沢周平の世界」に編纂されている作品 3作品 (文春文庫)
作 品 題 名 | 初 出 | 掲載年月 |
インタビュー 幸も不幸も丸ごと人生を書く |
ノーサイド | 92年9月号 |
対談 日本の美しい心 | オール讀物 城山三郎/藤沢周平 | 93年8月号 |
講演 米沢と私の歴史小説 | 米沢置賜総合文化センター講演を文藝春秋で編集 | 93年10月16日 |
「藤沢周平のすべて」に編纂されている作品 1作品(文藝春秋編)
作 品 題 名 | 初 出 | 掲載年月 |
インタビュー なぜ時代小説を書くのか |
オール讀物 | 92年10月号 |
上記以外にもエッセー傑作選として11作品がありますが、文庫に重複編纂されています。
藤沢周平全集第25巻 「拾遺」・「書簡」に編纂されている作品は23作品ありますが、文庫及び「帰省」に全て編纂されていますので作品の掲載を省略します。(2008/8追記)
これらを集計いたしますと 合計 310作品が出版されています。
この他にもいくつかの未刊行エッセーが存在します。
著者の意思を尊重・反映した今後の刊行を期待したい。
上記以外(2005/8以降)の発見情報は別ページとしました。
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参考 藤沢周平令夫人 小菅 和子氏著作
作 品 題 名 | 初 出 | 掲載年月 |
ハダカの亭主 | 別冊文藝春秋142号 | 78年 |
うちの亭主 | 週刊文春 | 78年10月5日号 |
インタビュー ダンナの悪口 | 週刊朝日 | 92年9月18日号 |