江戸市井作品には幕府の施設等のほか『神社仏閣』いわゆる寺院が登場します。海坂藩作品では原則として架空の名前ですが、江戸市井作品ではほとんど実在した(する)寺院名のようです。全てではありませんが一応『江戸切絵図にひろがる 藤沢周平の世界』で、ある程度ですが調べてみました。ほとんど地図の上に存在しています。
したがって、ただ名前だけを使うのではなく、周辺の町名、掘割や橋その他と整合を取らなければならず、大変な作業であったろうと思います。
登場する寺院名は凡そ160強です。海坂藩作品に登場する数が凡そ50ですから、3倍も登場することになります。もちろん作品数も多いので、単純な比較は意味がないかもしれません。
その他作品単位の細かな情報は江戸市井作品の町並みを参照してください。
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