murmur

   伊達政宗の公訓


1999年11月26日 

 今日、いつも行く讃岐うどんやさんに昼食に行った。帰りにJRとの連絡通路にミニギャラリーがある、今日は書(書道)の展示があっ た。書には以前から少し興味があったので立ち寄った。
 思った以上に、素晴らしい書であった。短冊あり、賞状あり、梵語での書などミニギャラリーにしては、20点ばかりあったようだ。そこに 伊達政宗の公訓に目がとまった、結構感動もんである。全部を覚えられないので後でインターネットで探すつもりで会社に帰った。インター ネットで探した結果、公訓を発見。

 仁に過ぎれば弱くなる。
 義に過ぎれば固くなる。
 知に過ぎれば嘘をつく。

 (書ではもう2つ位在ったようだが・・・)

 もう少し検索したら、辞世の句があった。

■ 伊達政宗(1638没) 

 仙台藩の藩祖。関ケ原の戦いで徳川方に組して上杉景勝と戦い、慶長八年(1603)居 城を仙台に移して、仙台藩の基礎を築い た。寛永13年4月、政宗は病気をおして江戸桜 田の藩邸に入った。5月21日、将軍家光は伊達屋敷に見舞に訪れ、それから3日後に死 亡。
 
 辞世の歌は、

「 雲りなき 心の月を 先立てて
浮世の闇を 照らしてぞ行く 」69歳。

 でした。

 そこには、とても心に訴える句があったので紹介する

■ 乞食女(1672没) 

  寛文12年4月、京都三条橋の下で20歳あまりの乞食女の遺体が発見された。死因は自害で、かたらわには辞世の句が残さ れていた。 

「 ながらえば ありつる程の 浮世ぞと
思えば残る 言の葉もなし 」 

   とあった。これが都で評判となり、ある貴族もこれに対して歌を詠んだ。 

「 言の葉は 長し短し 身のほどを
思えば濡るる 袖の白妙 」 (新著聞集)

 

(無断転写を禁ずる、参考にならないと思うが・・・)