プログラマーのmurmur
1999年1月吉日 5年前ぐらいにローラ作戦で営業に行って、仕事を貰って来たエレベータ設計書作成支援システムをバージョンアップする事になった。
そこで、Javaが将来的に問題なく移植性も良いと判断して採用することにした。GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)もJavaアプレットで作成する目論見だった。しかし評価をして見ると以下の問題点が上がった。 1.日本語入力がインラインで出来ない。
というのも、入力項目が100個程度あり、入力動作を重視するシステムだからである。漢字入力も2世代前ぐらいの方式(インライン駄目・漢字変換が下段に表示)になるのもつらい。(Java2では制御できるようだ、でも各種ツールJavaCafe/JBuilderなどは無理だった) Javaで全体を作ることは諦め別の方式にすることにしたのだが、なかなか良い方法は見つけられなかった、そこでデータベースをまず決めることにした、なるべく安く上げるために商用フリー物を探した。その結果、PostgreSQLが結構いけることをWebで探し出した。書店に行き、関連書籍を購入した。 「PostgreSQL完全攻略ガイド」技術評論社
を参考にした。それらの本を見ていると
1999年2月吉日 問題となるのは、印刷処理である。官庁に提出する印刷物なので奇麗に超したことはない。更に、エレベータ設計なので数学式が沢山出てきてこれも簡単に作成しなければならない。難問だらけ・・・ ある日、本屋さんに行き何気に物色していたら、「TeX」が目に付いた。「TeX」は以前使っていたのだが敷居が高い性もあって余り使い込んでいなかった。おぉ・・・閃きました、そうだ印字品質の良く、テキスト形式で編集できるのはこれしかない! パートナーに話したところ彼女はあまり乗り気ではなかった。彼女にとっては、何もかもが初めてで勉強することが多かったからである。でも、説得して何とか受け入れてもらえた。
1999年3月吉日 全体像もだんだんはっきりしてきた。WebシステムでC/Sシステム・PHP3でレスポンスの良い画面処理・PostgreSQLで安価・TeXで印字品質OK 担当も、印刷関連がパートナー、Web関連が私とした。 印刷関連は、客先とのプレゼンもありJavaでTeXテキストを作成することにした。PostgreSQL・JDBCインターフェイスでJavaからアクセス、動作テストOK。 Web関連は、Linux+Apache+PHP3で固めることにした。しかし画面処理を作成している段階でWebシステムの問題 SUBMIT したら送られる自画面の入力項目が空欄になることである。そこで、Javascriptを組み合わせて項目に SUBMITされた入力項目と同じ値を入れることにした、ドロップダウンリストボックスも同じように工夫した。
1999年4月吉日 TeX関連で問題が多く発生した。TeX自体を良く知らないために起因する問題、表を多用するために表の組み合わせでは表現できない・・・などなど 何とか形らしくなってきた。後もう少し・・・・
1999年5月吉日 画面数:マスタメンテ画面−20・入力画面−4・検索画面−7と結構なシステムとなった。(現在参照ができません) NN4.08以上でOKです。IE4.xxでもOKです。(IE5.0)は駄目でした。 xx |
(無断転写を禁ずる、参考にならないと思うが・・・)
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