定期運賃がおかしい?
えみ :こんど入社する人の定期運賃を調べたんどすけど、どうもおかしいどすえ!
こば :えっ!どないしたんですか?
えみ :じつは、101キロの定期券を調べに、JR保土ヶ谷駅に行きましたんえ。
   そないしたら、駅員はんは99.6キロとおっしゃったんどす。
   それに料金も100キロ以上の料金なんどす。
   100キロは、45、350円なのに駅員はんたら49,760円っていわはるんどす。
こば :「そんな・・・・、ほんまかいな」


 これは、JR時刻表が違うのか・定期券システムがおかしいか、調べました。
 JR時刻表の「JRのお問い合わせコーナ」に記載されている、「運賃・料金等お問い合わせ」に電話しました。

こば  :「ちょっとお聞きしますが、JR時刻表で調べた定期運賃とJRさんのいわはる運賃と違うんですが!」

兄ちゃん:「はい、どちらまでですか」

こば  :「保土ヶ谷から東金までやで」

兄ちゃん:「暫くお待ちください。・・・49,760円です」

こば  :「キロ数は幾らでっか」

兄ちゃん:「103キロです」

こば  :「えっ!99.6つまり100キロじゃおまへんか?保土ヶ谷ではそう言ってたで!」
     「でも、なんでやねん。100キロ以上の運賃テーブルは載ってないや無いか!」

兄ちゃん:「100キロ以上だと、100キロを超えた分は最初に記載されているキロ数を足すんです」
     「つまり、100キロまでの45,350円と3キロ分の4,410円を足すんですが!(※1)」
 

こば  :「ちゅうことは、連続して買たらいかんと、このテーブル(料金表)はゆうてんはるんですね」
     「じゃ、定期券を連続して買わんと、2枚に分けて買えと言ってはるんですね」

兄ちゃん:「そういわれても。お客さんが御不満でしたら、連続して分けて購入してください。」

こば  :「じゃ、特定区間(※2)と料金表をみて、分けてこうても法的にかまわないね」

兄ちゃん:「問題ありません」

----社内

こば:「えみちゃん、こないな結果になったで!」

えみ:「わかりましたどす。そないなら特定区間(保土ヶ谷−千葉)まで71キロと通常定期30キロにするどす」
   「これを足すと、特定区間(30,450円)+本州3社内区間(14,330円)で44,780円なんえ」

こば:「えっ!もっかたやないですか!。ななっなんと5千円近いがな」(節約になる・・・・)

答え:おかしくありませんでした
   でもこの料金体系は利用者不在のシステムです。
      長く乗れば乗るほど安くなるはずですが100キロを越えた時から高くなる。
   これを回避するには、定期を連続で2枚買えばよい。(結局安くなる)
   でも、キセル防止のために自動改札が片側だけで入ったり出たりした時、「きんぽーん」を扉が閉まるのをどう考えるかが問題となる。

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※1:プログラムは100キロまでのテーブルしか持ってないので、100キロ以上の料金を計算する時、何をすればよいかという問題で、テーブルが無いので頭のテーブルを使用するという、システム的(プログラム的)な事でした。
※2:特定区間は、他社路線との料金格差をなくするために設けられた区間で別の料金体系をもつ。ですから通常のキロ運賃より安くなるのです。