こば :ターさん、今度行く佐渡が島の情報を見てたん、そないしたら国道350号が海の上を走ってるやおまへんか!
ターさん :「そうなんや、橋の無い海の上を走るんや」
こば :「そんな・・・・、ほんまかいな」
調べました、新詳高等地図(帝国書院:平成8年9月)の関東地方、よくは分かりませんが、航路ではない道路が走っているようです。
ちょうどお隣りさんが、佐渡汽船さんなので、ガイド冊子をもらったら、そこには 直江津港から小木港までと
新潟港から両津港まで
国道航路350号と書いてあるではありませんか?? 何が何やら・・・・そこで出ました、メール作戦、首都国道HPに出しました。
質問-------
実は、今度佐渡が島に旅行に行くのですが、地図上に国道350号が橋の無い海の上を走っているように見え、また、佐渡汽船のガイド地図には、国道航路350号と記されています。
これは、どう考えたら良いのでしょうか?国道とは?などもろもろ教えていただけないでしょうか?
本当に勝手な質問で申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。御返事はE−MAILでお願いできればうれしく思います。 m(_._)m
答え--------
国道には、海の上を渡る国道が全国で23路線指定されています。
この中には、橋や海底トンネルなどの構造物によって連結している路線も含まれていますが、構造物のない海の上を国道として指定しているものもあります。
ちょっと不思議に思われるかもしれませんが、これは一般に地上に作られた道路あるいは構造物(橋や海底トンネル)は無くても、フェリーボートなどによって、道路と道路を結ぶ1本の交通系統としての機能があると判断できれば、国道とすることができるからです。
なお詳細については、当事務所では管轄外となりますので建設省北陸地方建設局に問い合わせてみては如何でしょうか?
北陸地建のメールアドレスを下記に記しておきます。
hopenet@www.hokurikutei.or.jp
*********************
首都国道工事事務所
*********************
北陸地建にメールを出しましたが、・・・・・・返事がきませんでした。
てっちゃんも、メールを出して返事を頂いたみたいで・・・・以下がその内容です。
答え--------
国道350号は、JHの担当ではありませんが、一般国道として、海上部も路線指定されています。
なお、この国道350号以外にも一般国道として、海上部が路線指定されている国道はいくつかあります。
例えば、国道28号(神戸−徳島・今の本四連絡橋のルートになっています。)の明石海峡部、国道197号(高知−大分)の豊予海峡部がこれに該当します。
今は、民間に事業譲渡してしまったのですが、かっては、JHで、この二つの海峡にフェリーを運行していました。
JH(日本道路公団) サービス推進企画室 阿部良彦
千代田区霞が関 3-3-2 新霞が関ビル
e-mail: voice@ho.japan-highway.go.jp
tel: 03
(3506) 0383
fax: 03 (3506) 8850
とすれば、
答え:建造物のない海上も一般国道として存在する。国道350号・国道197号がそれに該当します。
しかしここでなぜ海上部も国道として見なければならないのか?という疑問が湧きます。
そこで、建設省にメールを出すことにしました。
答え--------
○先日ご質問のあった「海上の国道」について、お答えしたいと思います。
まず、一般国道がどの地点を通っているかということについてはちゃんとした規定があります。「一般国道の路線を指定する政令」というのがその規定で、全ての一般国道の起点と終点と重要な経過地が書いてあります。
これらの地点間に海上区間があっても、フェリーボートなどによって結ばれることにより1本の交通系統としての機能があると判断されれば、本の一般国道の路線として指定することができるのです。
たとえば一般国道350号は、起点が新潟市、終点が上越市、重要な経過地が佐渡島の両津市と小木町となっており、新潟市〜両津市、小木町〜上越市は海上区間ですが、フェリーで結ばれているので1本の路線とされているのです。
海上区間を含んでいても、1本の路線として一般国道をつくり管理していくことが半島・離島振興等を図るため公益上好ましいと判断される場合にこのような路線指定が行われます。
なお、「本州とつながっていなければならないのか」というご質問についてですが、そういうことはありません。九州にも、58号(鹿児島市〜種子島〜奄美大島〜沖縄)とか384号(五島列島〜佐世保市)など海上区間を含む路線があります。
以上が、ご質問の回答でございます。この質問に関する問い合わせは、記にお願いします。
今後ともよろしくお願いします。
(問い合わせ)───-───────┐
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│ 九州地方建設局 道路部 路政課 │
│ TEL 092-471-6331(代表)
│
│ │
└────────────────┘
という回答が得られました、本当に感謝です。
つまり、道路は重要な経過点を結ぶに当たって、海上であってもフェリーボートなどによって結ぶこともある。
目的は、半島・離島振興等を図るためであるということでした。
皆様のご協力に感謝します。