島々 鳥島 -Torishima-
須美寿島 -Sumisujima-
ベヨネース列岩 -Bayonaise Rocks-
青ヶ島 -Aogashima-





鳥島 -Torishima-

鳥島(とりしま)は、伊豆諸島の島(無人島)。
東京の南約600km、最高点は硫黄山の394m。
ほぼ円形に近い二重式成層火山島であり、日本の気象庁においては火山活動度ランクAの活火山に指定されている。
島の北方には、鳥島カルデラとよばれる海底火山が存在し、鳥島はその海底カルデラの南縁に位置している。
鳥島気象観測所の跡などが残っている。
島自体が国指定天然記念物となっており、全島が天然保護区域である。
特別天然記念物アホウドリの生息地としても有名。



  

アホウドリ


アホウドリはその長大な翼のために助走無しには飛び立てず、
地上にあっては鈍重な鳥である。
その上、人間に対する警戒心が希薄なため、
地上のアホウドリを捕獲するのは簡単だった。
それ故に「阿呆な鳥」すなわち「アホウドリ」と呼ばれた。


↑ 鳥島前 ↑



  

須美寿島 -Sumisujima-

伊豆諸島の南部、青ヶ島の南約110kmにあり、 ベヨネーズ列岩と鳥島の中間に位置する。
本島と数個の岩礁から成る。
本島は南北に長い突岩(カンラン石玄武岩)である。
航路上の重要な地点でもある。
東京都に属してはいるが、何れの町村に属しているかは未定の状態である。
このため、都の行政出先機関である八丈支庁が管轄している。
島の北側には直径10kmの海中カルデラがあり、
須美寿島はカルデラの南側の高まりの頂部である。
このカルデラの形成は少なくとも約2万年前より古いと考えられている。
1990年代などの島の部分的な崩壊により、それ以前とは島の形状がかなり変化した。
周辺は好漁場のため、時おり釣り人などが島に上陸する。
また、漁船が座礁することもある



  

ベヨネース列岩 -Bayonaise Rocks-

伊豆諸島南部、東京から南に408km、
青ヶ島の南約65kmに位置し、
3個の烏帽子形の大岩礁と数個の小岩礁から成る。
東8kmに位置する海底カルデラ
「明神礁カルデラ」のカルデラ縁上に位置するが、
形成時期は明神礁カルデラより古い。
植生はほとんどない。渡り鳥の休息地でもある。



青ヶ島 -Aogashima-

東京の南358km、八丈島の南方65kmにある周囲約9kmの火山島。
青ヶ島は典型的な二重式カルデラ火山で島の南部に直径1.5kmのカルデラ(池之沢火口)があり、
その中に丸山(別名:オフジサマ)という中央火口丘がある(つまり青ヶ島と周辺海域には火口・カルデラ地形がいくつも重なっている)。
青ヶ島の最高点はこの丸山を取り囲んでいる外輪山の北西部分に当たる大凸部(おおとんぶ)にある。
外輪山の外側斜面は急な崖となって海岸線に続く。
このため、海沿いにはほとんど平坦地がなく、砂浜はない。
また、海岸沿いは高さ50〜200mほどの直立する海食崖になっている。
島の北端やカルデラ内の数か所では噴気孔があり、黒崎海岸には海中温泉もある。





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