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保土ケ谷法人会イベント


2003年2月6日 晴れ

 たーさんが保土ケ谷法人会・広報を務めさせている関係上、法人会のイベント案内で借り出されることがある。でも今回は、自分から申し込んだ。テーマが「調査官から見た新宿歌舞伎町」、なかなか面白そうでしょう? 落語家「三遊亭 歌司」師匠のトークも聞けるのも魅力的であった。


 「調査官から見た新宿歌舞伎町」は、保土ケ谷税務署 ○様が講演された。 新宿がどうして風俗店が多いか、その理由を冒頭話された。@銀座などに比べ安く遊べそう。A有名な地名なので多くの人集まる。B風俗店は儲かる。というものだ。
 ※10年前に歌舞伎町で大掛かりな国税調査を行い、風俗店の「帝王」といわれた人を脱税容疑で摘発し、1億8千万円の追徴した責任者であり、調査を行った情報である。
 「B風俗店は儲かる」という裏には、「儲けなければならない」という構図が存在すると調査官が語った。まず、2年前に起きた新宿歌舞伎町での放火で風俗店が焼け44人が死亡したのにまだ未解決なのは、歌舞伎町界隈でのビル賃貸の複雑化が大きな障害になっていると引き合いに出し、新宿の裏は暴力団が、裏で糸をひいていて、複雑な賃貸関係を生んでいると指摘した。複雑な賃貸関係を生じさせる方法は、@新築店舗の経営者と仲良くなり借金を作らせる。(マージャンなど・・よくあるパターン、最初は勝たせ後はボロボロ)Aその借金を返済させるため、賃貸契約の又貸し(営業権のみ)を勧めるBAの繰り返し なんと、1つの店舗から又貸しを発生させ、4・5倍の資金を得る、すごい・・・
 さらに、又貸し店舗のショバ代としても利益を吸い上げる。それはもう・・・(下品だが)「☆の毛まで」とはよく言ったものだ、儲けなければやっていけない場所である。

 ああ〜、新宿歌舞伎町は凄まじい場所だ・・


次に、三遊亭歌司師匠のお話であるが、落語ではなく、トークショーであった。笑いあり、涙ありのトークで、「不景気の世の中見方一つで世界が変わる」。「無駄なものでも、役に立つものもある」。「人との出会いは大切なものである」。と示唆に富んだトークであった。面白かったものを少し・・・


 ●今が、一番若い:「年をとったと思っても、未来の自分からは今が一番若いと」(確かにその通り) そうであるなら、失敗したとしても、やりたいことをやるべし!


●一口メモ
税務調査と国税査察との違い。
税務調査:行政手続きの確認(税金を正しく収めているか?)
国税査察:裁判所の許可が必要で、悪質な脱税の調査。犯罪者の摘発


(無断転写を禁ずる、参考にならないと思うが・・・)